【保存版】香り高い手作り柚子胡椒の魅力と作り方

はじめに：手作り柚子胡椒の香りにハマる理由

秋の気配を感じる頃、青柚子が店頭に並び始めます。

その時期に必ず作るのが、我が家の定番「手作り柚子胡椒」。
「そんなもの家で作れるの!?」と友人に驚かれることもしばしばですが、

実は、材料はたったの３つ、特別な道具も不要。
キッチンにあるすりおろし器とすり鉢さえあれば、誰でも簡単に作れます。

冷蔵庫でゆっくり熟成させると、香りと辛味がなじみ、
鍋料理・餃子・ステーキまで、どんな料理にも使える万能調味料に。

さらに、唐辛子や柚子に含まれる成分には、
血行促進・疲労回復・冷え性改善といった健康効果も期待できます。

まさに、体にも心にも“効く”発酵調味料です。

材料は３つだけ。誰でも作れる基本レシピ

材料（作りやすい分量）

• 青柚子 … 6個
• 青唐辛子 … 60g
• 塩 … 20g

作り方

1. 青唐辛子をみじん切りにしてから、すり鉢でしっかりすりつぶす。
2. 柚子の皮をすりおろす（白い部分＝わたは苦味が出るので避ける）。
3. すりおろした柚子の皮（約70g）と①を合わせる。
4. 塩を加えてよく混ぜる。
5. 消毒した瓶に入れ、冷蔵庫で１週間寝かせる。

作ってすぐに使えますが、1週間以上熟成させると味がまろやかに。
辛味と塩味がなじみ、柚子の香りも落ち着いて深みが出てきます。

もし出来上がりが少しパサついていたら、柚子の果汁を少し加えるとしっとりまとまります。

柚子胡椒作りのコツ：皮の扱いと柚子の種類選び

作りの味を左右するのは、なんといっても柚子の扱い方です。
柚子の皮をすりおろす際は、白いわた（内皮）を避け、香りの強い外皮だけを使うのがポイント。

このひと手間で、苦味のない爽やかな仕上がりになります。
また、柚子の熟し具合によって風味が変わります。

• 青柚子：爽やかでキリッとした香り、辛味との相性抜群
• 黄柚子（熟した柚子）：まろやかで優しい香り、甘みを感じる風味

青柚子を使うと、鍋料理や刺身などに合うスッキリした香り。
黄柚子で作ると、焼き魚やステーキなどのコクのある料理にピッタリです。

唐辛子の色でも変わる！青・赤の違いを楽しむ

柚子胡椒といえば「青」のイメージが強いですが、実は、赤唐辛子を使うとまったく違う表情に。

• 青唐辛子 × 青柚子：清涼感のある香りと鋭い辛味
• 赤唐辛子 × 黄柚子：まろやかでコクのある味、香りに深み

赤柚子胡椒は、見た目も鮮やかな朱色。
鍋物やおでんの薬味に添えると、彩りもぐっと華やかになります。

もし生の唐辛子が手に入らない場合は、乾燥唐辛子でもOK。
数時間水に浸して戻してから使用します。
ただし、乾燥唐辛子は辛味が強いので、塩の量で調整してください。

余った新鮮な唐辛子はしっかり乾燥させて、１年間で保存可能◎

熟成と保存：時間が旨味を育てる

作った直後の柚子胡椒は、ツンとした辛さが立ちますが、
冷蔵庫で寝かせるほどに、塩と柚子、唐辛子の風味が調和します。

• 熟成1週間：辛味が落ち着き、香りがまろやかに
• 熟成1ヶ月：深みとコクが増し、色も少し濃くなる

保存は冷蔵庫でOK。
しっかり塩を使っているため、1年ほど保存可能です。
むしろ、時間が経つごとに味が育つ「発酵調味料」として楽しめます。

手作りの柚子胡椒を保存するなら、Weck（ウェック）のガラス瓶がおすすめです。
ドイツ生まれの保存容器で、密閉性が高く、におい移りしにくいのが魅力。

柚子や唐辛子の香りをしっかり閉じ込めながら、冷蔵庫でも清潔に長期保存ができます。
また、見た目がとても可愛いので、出来上がった柚子胡椒をそのまま食卓に出しても絵になります。

広口タイプならスプーンで取りやすく、洗いやすいのもポイント。
我が家では、柚子胡椒だけでなく、味噌や梅ジャム、ぬか漬けの副菜入れにも活躍しています。

柚子の果実、捨てないで！残りの活用アイデア３選

柚子胡椒を作った後に残る果実部分、
「もったいない」と思ったことはありませんか？
実はこれも、立派な副産物になります。

① 柚子酒

皮をむいて白いわたや種を取り除き、氷砂糖と焼酎で漬け込みます。
1〜2ヶ月ほどで、香り高い柚子酒の完成。

② 柚子ジャム

果実を袋から出し、種を除いてはちみつと砂糖で煮詰めます。
ヨーグルトやパンにぴったりの爽やかな甘さに。

③ 手作りポン酢

絞った果汁を醤油やみりんと合わせるだけ。
市販品とは比べものにならないほど香りが豊かです。

柚子胡椒が引き立つおすすめ料理

柚子胡椒は、ほんの少量で料理の格を上げてくれる“魔法の薬味”。
その使い方は驚くほど幅広いです。

和食の定番に

• 鍋物（もつ鍋、水炊き、鶏団子鍋、参鶏湯）
• うどん・そば・そうめんの薬味
• 焼き鳥・つくね・唐揚げに添えて
• おでんや味噌汁にも少量加えるだけで風味アップ

日常のアレンジに

• 餃子のタレに混ぜてピリッと爽やかに
• 納豆や冷奴にひとさじ加えて香り豊かに
• ステーキのアクセントにもぴったり。脂の多い肉をさっぱり仕上げてくれます。

手作りならではの魅力とメリット

市販の柚子胡椒も手軽で便利ですが、

手作りの最大の魅力は、好みに合わせて調整できることです。

• 柚子の香りを強めたいなら皮を多めに
• 辛味を控えたいなら唐辛子を減らす
• 熟成期間を長くすればコク深く

さらに、保存料・添加物を一切使わないため、

安心して子どもにも使えるのも嬉しいポイントです。

何より、
時間とともに変化する香りや味わいを楽しめるのは、
手作りだからこそ味わえる贅沢です。

「作ってみたいけど、材料をそろえるのが大変そう…」という方には、

柚子胡椒手作り体験セットがおすすめです。
青柚子・青唐辛子・塩など、必要な材料がすべてセットになっていて、

届いたらすぐに仕込みが始められます。
初めての方でも失敗しにくく、ちょっとした“発酵の楽しさ”を気軽に味わえるのが魅力です。

お子さんと一緒に作る食育体験にもぴったり。
手作りした柚子胡椒は、市販品にはない香りの強さとフレッシュさにきっと驚くはずです。

おわりに：季節の手仕事を暮らしの楽しみに

青柚子が店頭に並び始める季節、
キッチンで爽やかな香りに包まれながら仕込む時間は、ちょっとした“暮らしのご褒美”です。

冷蔵庫に自家製柚子胡椒があると、
いつもの料理がぐっと格上げされ、食卓に季節の香りが広がります。

難しそうに見えて、実は簡単で奥深い柚子胡椒作り。

ぜひ今年の秋は、あなたのキッチンでも挑戦してみてください。
1年後には、熟成された香りと味わいに驚くはずです。

手作り柚子胡椒を簡単に始められる柚子胡椒体験セット↓

作りの柚子胡椒を保存するなら、Weck（ウェック）のガラス瓶