「今年こそ、梅酒を手作りしてみたい」
「毎年作ってるけど、そろそろ味に変化がほしい」
――そんなふうに感じていませんか?
私も最初は初心者で、「梅酒って失敗しない? どのくらいで飲めるの?」と不安でした。でも、実際に作ってみると意外とシンプル!今では5年連続で手作りし、毎年少しずつアレンジを楽しんでいます。この記事では、梅酒初心者さんでも安心して挑戦できる基本レシピから、ブランデー・黒糖・紹興酒などを使った変わり種アレンジまで、リアルな体験談を交えてご紹介。失敗しないコツや飲み頃の見極め、甘さ調整のポイントなども丁寧に解説します。

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梅酒作り、最初のきっかけと失敗談
梅酒作りに興味を持ったきっかけは、5年前のコロナ禍でした。世の中が閉塞的な雰囲気の中、自然の中で過ごす時間の大切さを感じ、那須にある小さな別荘を購入しました。その別荘の敷地には、立派な梅の木があり、初めての春にたくさんの青梅が実っているのを発見。
「せっかくだから、この梅を活かしたい」——そんな思いから、手探りで始めたのが梅酒作りでした。

初めての梅酒、飲み頃前に飲み干した話
初年度は、ホワイトリカーと氷砂糖を使ったスタンダードなレシピで、梅酒用の瓶を一つだけ仕込みました。
2か月経った8月。まだ熟成には早いと思いつつも、我慢できずに味見してみると——「おいしい!」。調子に乗って飲み続け、3か月後の飲み頃にはもう瓶は空っぽでした(笑)。
そこから瓶が毎年増えていく
その失敗(?)から学んで、翌年からは最低2瓶、最近は最大で4瓶を仕込むようになりました。夏には軽く飲める爽やか梅酒、冬には濃厚なブランデー梅酒と、季節ごとの楽しみ方も増えました。
梅シロップでの失敗が梅酒成功のヒントに
実は、梅酒作りを始める少し前に、梅シロップ作りで失敗した経験があります。
見た目はきれいに仕上がっていたのに、いざ飲もうとすると、なんとなく発酵してしまっていて「これは飲んでも大丈夫なのかな?」と不安になり、結局処分してしまったんです。
原因は、梅の下処理が不十分だったことと、容器の消毒をしっかりしていなかったこと。さらに、保存場所が直射日光に当たる場所だったのもよくなかったようです。
その失敗を教訓に、梅酒作りでは次の点に気をつけました:
- 容器は必ず熱湯消毒し、しっかり乾かす
- 梅の実は丁寧に洗って、水気を完全に切る
- へた取りは子どもたちと一緒に、丁寧に
- 保存は直射日光の当たらない涼しい場所に
- 仕込み後は週に1回、瓶をゆっくり回して砂糖を全体に行き渡らせる
特に「瓶を回す」習慣は、氷砂糖がきれいに溶けて、味にムラができないようにするために大切です。ほんのひと手間ですが、これをやるだけで梅酒の仕上がりがぐっと安定します。
こうして基本を丁寧に守るようになってからは、梅酒づくりで一度も失敗したことがありません。むしろ、毎年どんな風に仕上がるのか楽しみになるほどです。

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【関連記事】1L瓶はNG?梅シロップ作り方:初心者がやりがちな失敗と成功の分かれ道
初心者でも簡単!基本の梅酒レシピ(5年続けた私の定番)
まずは、初心者でも失敗しにくい定番レシピをご紹介します。
材料と道具(瓶、青梅、氷砂糖、ホワイトリカー)
材料(4L瓶1本分)
• 青梅:1kg
• 氷砂糖:1kg
• ホワイトリカー(35度):1.8L
漬け方の手順とポイント(洗い方・乾燥・分量)
作り方
- 梅は洗ってヘタを竹串などで取り除き、水分をよく拭き取るorざるに乗せて乾燥させます。
- 殺菌した瓶に、梅と氷砂糖を交互に入れていきます。
- ホワイトリカーを静かに注ぎ入れ、密閉して冷暗所で保存します。
- 仕込み後は週に1回、瓶をゆっくり回して砂糖を全体に行き渡らせる
- 3か月後から飲み頃ですが、半年〜1年寝かせるとよりまろやかになります。
ラベルと日付の書き方も地味に大事
特にラベルは、「いつ仕込んだか」「どんな種類の梅酒か」をあとで見分けるために欠かせません。梅酒は仕込んでから何ヶ月も寝かせるので、「これはいつの?何を使った?」と後から混乱しないためにも、日付と内容を書いたラベルを貼るのは、小さなようで大きなポイントです。
例:別荘で収穫した梅+ホワイトリカー+蜂蜜 2022.6.1
やり方はとてもシンプル。
- 100円ショップで買った無地のシールに油性ペンで書いて貼る
- 油性の白いマーカーで直接瓶に書いてしまう


ガラス瓶にもかけるポスカの油性ペン↓
梅酒アレンジレシピ4選|飽きない&味変が楽しい!
作り方と注意ポイントは基本の梅酒と同じです。
以下材料をアレンジすれば、飽きない味変になる!
ブランデー梅酒|芳醇な香りとリッチな味わい
材料
• 青梅:1kg
• 氷砂糖:1kg
• ブランデー:1.8L
コクのある香りと奥深い味わいが楽しめます。アルコール度数は高いものの、まろやかで甘い風味は女性にもおすすめ。ホットでも美味しいので、冬場のリラックスタイムにぴったりです。
はちみつ梅酒|やさしい甘さでお湯割りにも◎
材料
• 青梅:1kg
• はちみつ:700g〜1kg(甘さ調整)
• ホワイトリカー:1.8L
自然な甘みが感じられ、まろやかで優しい味になります。氷砂糖よりも溶けやすいため、比較的早く飲み頃になる印象。甘さを調整しやすく、ヘルシー志向の方にも◎。
紹興酒梅酒|意外なおいしさ!中華にぴったり
材料
• 青梅:1kg
• 氷砂糖:1kg(やや多めに感じたため、次回は800g程度に)
• 紹興酒:2.5L(容量に合わせて調整)
これは正直、冒険でした。きっかけは、友人からいただいた紹興酒の大きな甕。すぐに飲みきれないし、保存も難しい——なら、梅酒にしてみようとひらめきました。
結果、大成功!紹興酒の個性は残しつつ、梅の風味と調和して絶妙な味わいに。中華はもちろん、和食との相性もよく、かなり気に入っています。

黒糖梅酒|コクと深みが増す、甘さ控えめ仕上げに
材料
• 青梅:1kg
• 黒糖:500〜700g(甘さ控えめ)
• ホワイトリカー:1.8L
今年初のチャレンジ。黒糖のコクがどう梅と合わさるか、とても楽しみです。甘さも控えめにして、大人の味を目指してみました。飲み頃はまだ先ですが、期待は大きいです。
アレンジに失敗しないための注意点
1. 最低3か月は我慢する
美味しいからといって、仕込み後すぐに飲んでしまうと「本当の飲み頃」を知らないまま終わってしまいます。私は1年目、2か月でほぼ飲み干してしまい、後悔しました(笑)。
3か月目から風味がぐっと変わり、半年〜1年で香りと味が見事に丸くなります。最低でも3か月、できれば半年は我慢しましょう。
2. 殺菌と清潔がカギ
瓶や梅の水気が残っていると、カビや濁りの原因に。熱湯消毒やアルコールでの殺菌は手間でも必ず行いましょう。特にシロップ系よりも失敗率は低いですが、基本の衛生管理はしっかりと。
3. 量は1瓶だけでなく、複数作ると安心
思ったより美味しくて、すぐになくなってしまう…という事態を避けるためにも、最初から2〜3瓶仕込むのがおすすめ。アレンジ違いで複数作っておくと、飲み比べも楽しめます。
梅酒作りの魅力と続ける理由
梅酒作りを毎年続けている一番の理由は、やっぱり美味しいから。
ソーダわり、お湯わり、ロック、ストレート。。。なんでも美味しい!


市販の梅酒では感じにくい、梅そのものの香りの強さや自然な甘みが、手作りならではの魅力です。フレッシュな仕込みの時期も美味しいですが、時間が経つほどに味がまろやかになり、梅の風味が濃く、奥深くなっていくのも、梅酒ならではの楽しみ。
さらに、どんな料理にも合う万能さも嬉しいポイント。和食、洋食、中華……どんな食卓にも自然になじみます。甘さを自分好みに調整できるのも、手作りならでは。市販の梅酒は甘すぎて苦手という方でも、甘さ控えめに仕込めば、食事中にもすっきりと楽しめる味に仕上がります。
また、使うお酒によって、まったく違う味に仕上がるのも面白さのひとつ。ホワイトリカー、ブランデー、紹興酒など、お酒の個性がしっかりと梅に移るので、毎年違った味わいを楽しめます。ブランデー仕込みなら芳醇でリッチな味わいに、紹興酒仕込みなら中華にも合うコクのある梅酒に仕上がります。
そして、時間をかけることで生まれる“熟成”の魅力も忘れてはいけません。年を重ねるごとに、アルコール分と梅の成分がゆっくりと馴染み、まるで年代もののワインのように、奥深く濃厚な味わいに変化していきます。特に2年、3年と経った梅酒は絶品で、ついつい飲みすぎてしまうほどの美味しさ。ですが、その分アルコール度数も高く感じるので、飲みすぎには要注意。あっという間に酔いが回る“キケンな美味しさ”でもあります。
そんなふうに、毎年「今年はどんな味になるかな?」とワクワクしながら仕込む梅酒は、我が家の初夏の風物詩。5年経った今でも、変わらず夢中になってしまう魅力がたっぷり詰まっています。
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まとめ|あなたも今年から、手作り梅酒ライフを始めてみませんか?
この記事では、私が5年続けている梅酒作りの体験をもとに、基本レシピとアレンジ4選、失敗しないコツまでをご紹介しました。
手作りだからこそ味の変化も楽しめるし、健康や美容にもメリットがある梅酒。自分好みに仕上がっていく過程も楽しみの一つです。
ぜひ、今年はあなただけのオリジナル梅酒作りにチャレンジしてみてください。
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梅酒など、自家製ドリンクを楽しむようになると、自然と「自分の体に合うもの」を意識するようになりました。
特にお酒に関しては、「少量で酔いやすい」「顔が赤くなる」など、体質に個人差がありますよね。
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自宅で簡単に、自分のアルコール体質を調べることができる優れもの。
自分や家族の体質を知っておくことで、健康的にお酒を楽しむヒントにもなります。
自家製梅酒を作っている方はもちろん、お酒を飲む機会が多い方、これからお酒を楽しみたい方にもおすすめです。

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