中古の別荘を購入したはいいものの、「障子がボロボロ…」「壁紙が剥がれている…」「テレビを置かない生活ってどうすれば快適?」など、暮らし始めてから気づく細かい困りごと、ありませんか?
わたしたち家族もまさにその一人。DIY初心者の私たちが、少しずつ手を動かして暮らしやすく整えてきた経験をこの記事でご紹介します。
障子の張り替え、プロジェクター用のスクリーン設置、ホワイトボードの設置、壁紙の張り替え、さらにはお風呂の小さな隙間や庭の階段づくりまで。子どもたちと一緒に楽しみながら工夫を重ねる中で、「住まいがもっと好きになる」体験ができました。
和室の障子を張り替え、明るくすっきり
和室には、昔ながらの紙障子がついた2つの窓がありました。しかし、引き渡し時にはすでに破れだらけで、見るたびに気持ちが沈む状態。
最初に挑戦したDIYは、この障子の張り替えでした。ホームセンターで障子紙とのりを購入し、
- 障子のサイズに合わせて紙をカット
- 古い紙を丁寧に剥がす
- 枠にのりを均一に塗る
- 新しい紙を伸ばしながら2人で貼る
という手順で実施。とてもシンプルな作業でしたが、仕上がりは想像以上にきれいで、和室が一気に明るくなりました。

プロジェクター派におすすめ!ロールスクリーン活用術
私たちはテレビを置かず、プロジェクターで映画やテレビ番組を楽しんでいます。でも、投影用のスクリーンは意外と高額…。
そこで目をつけたのが、ニトリのロールスクリーン。和室の窓にサイズを合わせて取り付けました。投影用としてぴったりなうえ、遮光・断熱効果もあり一石三鳥。
【ニトリ公式サイト(ロールスクリーン)】
▶ https://www.nitori-net.jp/ec/

家でミニ映画館気分を楽しめるだけでなく、ゲームを大画面で遊ぶのも最高。特にスポーツ系ゲームは、ほぼ等身大で遊べるので臨場感が段違いです。
最初は手動ドライバーで取り付けようとしましたが、あまりに大変だったため電動ドリルを購入。それ以降のDIYにも大活躍しています。
子どもが夢中!壁をホワイトボードにDIY
「ホワイトボードのある家の子は賢く育つ」なんて話、聞いたことありませんか?
その理由
- 親子のコミュニケーションが深まる:ホワイトボードは、親子間の「書くコミュニケーション」を促進します。子どもが自由に描いたり書いたりすることで、親がそれに気づいて反応しやすくなり、自然な対話が生まれます。このようなやり取りは、子どもの表現力や自己肯定感を高める効果があります。
- 学習内容の理解が深まる:ホワイトボードを使って「先生ごっこ」をすることで、子どもは学んだことを他人に教える経験を積むことができます。このプロセスは、学習内容の整理や理解を深めるのに役立ちます。また、漢字の書き順や算数の計算などを大きく書くことで、視覚的に理解しやすくなります。
- 創造力や表現力の向上:大きなホワイトボードに自由にお絵描きすることで、子どもの創造力や表現力が育まれます。間違えてもすぐに消せるため、試行錯誤を繰り返す中で柔軟な思考が養われます。また、色を使って描くことで、色彩感覚や空間認識能力も向上します。
- プレゼンテーション能力の育成:ホワイトボードを使って自分の考えを整理し、他人に伝える練習をすることで、プレゼンテーション能力が育ちます。これは、将来的に学校や職場での発表やディスカッションに役立つスキルです。
- 学習への興味・関心を引き出す:ホワイトボードを使った学習は、ゲーム感覚で楽しむことができるため、子どもの学習への興味・関心を引き出す効果があります。例えば、計算ゲームや単語当てゲームなどを通じて、楽しみながら学ぶことができます。
東京の家では壁に穴を開けたくないため実現できなかった夢を、別荘で叶えました。和室の角にある2面の壁をホワイトボード化。

ネットでホワイトボード用のシートを購入し、ホームセンターで木材を買って枠を作成。シートの周囲を細い木で囲むことで、書きすぎのはみ出しを防ぐ効果もあります。
子どもたちは別荘に着くと、まずホワイトボードへ直行。絵を描いたり計算したり、自由に楽しんでいます。
壁紙を貼り替えて清潔感アップ
引き渡し当時、部屋の一部では壁紙が剥がれていたり、地震の影響で中の壁が見えていたりしました。長年使われてきた別荘ゆえに、汚れや色あせも目立ちます。
そこでニトリで白系の壁紙を購入し、自分たちで張り替えました。手間はかかりますが、部屋全体が清潔感ある雰囲気に一新されて、気持ちよく過ごせるように。
お風呂場の隙間を塞いで小さなアリ対策
しばらく住んでいるうちに、お風呂場で小さなアリを頻繁に見かけるように。よく観察すると、壁と床のわずかな隙間から侵入していることがわかりました。
隙間を防水パテでしっかりと塞いだところ、アリの姿が激減。虫対策にもDIYが効果的だと実感しました。
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草道を卒業!庭に階段をDIY
わが家の別荘は、建物が小さな谷の上にあり、谷の下まで300坪の敷地が続いています。谷を登るときは草をかき分ける必要があり、滑りやすく危険でした。
そこで、草を抜き、土を掘りながら階段状に整地。簡易的ではありますが、安全に登れる通路が完成しました。子どもも安心して探索できます。
最後に
どれも特別な技術は不要で、初心者でも取り組める内容ばかりです。少しずつ自分たちの手で整えていくことで、別荘生活がますます楽しく、心地よくなってきました。
同じように「別荘をもっと快適にしたい」「家族で楽しくDIYしたい」と思っている方の参考になればうれしいです。
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