毎年5月から6月にかけて出回る、旬のらっきょう。小ぶりで香り高く、歯ごたえの良いらっきょうは、手作りしてみるとその美味しさに驚く方も多いはず。我が家では「砂糖なし」で、酢と鷹の爪だけのシンプルな漬け方は定番です。
健康にも嬉しい効果がたくさんあり、カレーの付け合わせだけでなく、日々の食卓にも重宝する一品。今回は初心者でも失敗しにくく、子供と一緒に楽しめる「らっきょう酢漬け(砂糖なし)」の作り方と、らっきょうの栄養効果や保存のポイントなど、徹底的にご紹介します。
らっきょう漬けを始めたきっかけは「砂糖なし」で健康的に食べたいから
我が家でらっきょう漬けを始めたのは、2021年の初夏。家庭菜園に取り組む中で「旬のものを自分で漬けて食べてみたい」という気持ちが強くなり、スーパーで生らっきょうを1kg購入したのが始まりでした。
甘酢漬けも市販品も美味しいのですが、砂糖の量が気になっていた私は「酢だけでできないか」とレシピを探し、シンプルな方法を見つけました。
らっきょうの健康効果がすごい!
らっきょうにはたくさんの栄養成分が含まれています。特に注目したいのは以下の成分とその効能です。
●水溶性食物繊維(フルクタン)
- 血糖値の上昇をゆるやかに抑える
- コレステロールの吸収を抑える
- 腸内環境を整え、便秘解消に役立つ
●アリシン
- 強い殺菌作用で免疫力アップ
- 血行促進で冷え性の改善や疲労回復に
- 抗酸化作用もあり、美容にも◎
●ビタミンB1・C、カリウムなど
- むくみの予防、高血圧対策
- 美肌や免疫力向上にも効果的
より詳しく知りたい方へ →日本食品標準成分表(文部科学省):らっきょうの栄養価
シンプルなのに美味しい!砂糖なしらっきょう酢漬けレシピ
材料(1kg分)
- 生らっきょう:1kg
- 酢:1L(穀物酢、米酢、黒酢などお好みで)
- 鷹の爪:2本(お好みで辛さ調整)
手順
- 下処理
らっきょうの根と芽の部分を切り落とします。薄皮は手で剥いても良いですし、包丁の背で軽くこするときれいに取れます。
(この作業、子供と一緒にやると意外と盛り上がります!「剥けた!」「小さいの出てきた!」と喜ぶ姿も) - 殺菌(湯通し)
沸騰したお湯にらっきょうを10秒ほどくぐらせます。これは雑菌を抑える目的があるので、必ず行いましょう。 - 冷ます
湯通し後はざるにあげて粗熱を取ります。 - 漬け込み
消毒済の瓶にらっきょうと鷹の爪を入れ、ひたひたになるまで酢を注ぎます。 - 保存と熟成
冷暗所か冷蔵庫に保存。3日目から食べられますが、1ヶ月ほど漬けた方が味がなじんで美味しくなります。大きならっきょうは2ヶ月目以降がベスト。





失敗しないコツと注意点
- らっきょうの皮むきは「ほどほど」に
剥きすぎると小さくなってしまいます。皮が少し残っていても問題ありません。 - 湯通しは短時間で
熱を通しすぎるとシャキシャキ感が失われるため、ほんの数秒で大丈夫。 - 瓶はしっかり消毒
煮沸またはアルコール消毒で瓶を清潔に保つことが、失敗しない秘訣です。

子供と一緒にできる「季節の保存食体験」
このらっきょう漬けは、子供にも安全で簡単にできる作業が多く含まれています。
- 皮むき:集中力がつき、達成感がある
- 瓶詰め:料理ごっこのようで楽しい
- 試食:数日ごとの変化を一緒に確認できる
我が家では、毎年5月末から6月初めになると「らっきょうの時期だよ!」と子供たちが覚えているほど、季節の恒例行事になっています。
らっきょう酢の活用術
らっきょうを食べ終わった後の漬け酢、捨ててしまっていませんか?実はこの酢にも栄養と風味がたっぷり。以下のように活用できます。
- 焼肉やソテーのタレに
- マリネ液として
- 酢飯やちらし寿司の酢に
- ドレッシングに混ぜる
ただし、漬け酢は一度使ったら再利用して新たならっきょうを漬けるのは避けましょう。雑菌の繁殖を防ぐためです。

旬のらっきょうを逃さずゲットするには?
生のらっきょうは流通量が限られているため、購入できる場所も限られます。確実に手に入れたい場合は、「道の駅」がおすすめです。旬の時期には地元農家から直接届いた新鮮ならっきょうが手に入ることが多く、量り売りされていることもあります。
また、タイミングが合えば、スーパーの野菜コーナーにも並ぶことがあります。ただし数日で売り切れることも多いので、見かけたら即購入がおすすめです。
旬を逃したくない方は通販もおすすめ。
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保存方法と保管のコツ
- 仕込んだら冷蔵庫または冷暗所へ
- 1年保存可能(塩漬けにするとより長期保存できます)
- 芽が出てきた場合は、その都度カットする
我が家のらっきょう消費量と作り置きの目安
らっきょうは常備菜としても優秀ですが、我が家での主な登場シーンはカレーの日。大人も子供もカレーと一緒にらっきょうを食べるのが定番で、一人あたり3粒程度が平均的な量。
毎週1回はカレーを作るため、1年間で52回ほど登場。5人家族で考えると、
2-3粒 × 5人 × 52回 = 約520-780粒。サイズにもよりますが、これは約2-3kg分のらっきょうを漬けておくと1年分しっかり持ちます。

まとめ|らっきょうは季節を楽しむ健康食
らっきょうの酢漬けは、とてもシンプルな工程で作れるうえに、栄養もたっぷり。砂糖を使わないレシピなら、より健康的で毎日の食事にも取り入れやすくなります。
子供と一緒に皮をむいて、瓶に詰めて、数週間後に「美味しいね」と食べる瞬間。そんな季節の小さな体験が、家族の思い出になります。
今年の旬はもうすぐ。ぜひ、らっきょうを手に取って、自家製酢漬けにチャレンジしてみてください。
らっきょうを探しに出かけるなら、ついでに旅行したらいかが?那須穴場スポット

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