かつて「那須=夏でも涼しい避暑地」というイメージは鉄板でした。
しかし、近年の温暖化の影響で、その常識が少しずつ崩れています。
実際に2021年から那須で別荘生活を続けてきた私も、年々「昼間は涼しい」と言い切れなくなってきました。標高500メートルの我が家では、2023年以降、真夏の日中に30度を超える日が増え、外遊びも場所を選ばないと厳しい状況に。
避暑地としての魅力はまだ残っているものの、快適さを保つには標高や立地の選び方がこれまで以上に重要になっています。
この記事では、那須の最新の夏の気温事情と、今でも涼しく過ごせるスポット、そして別荘選びのポイントを実体験からお伝えします。
那須の夏、5年間の体感変化
2021〜2022年:避暑地らしさを満喫
私たちが別荘を購入したのは2021年。
当初は「夏の東京の暑さを避ける」ことが一番の目的でした。
その頃の那須は、まだ日中の気温が27〜28度前後に収まり、窓を開けて扇風機を回すだけで快適に過ごせました。夜になると20度前後まで下がり、エアコンなしでぐっすり眠れる日々。まさに理想の避暑ライフでした。
2023年以降:30度超えの日が当たり前に
ところが、2023年の夏から状況が変わります。
標高500mの我が家でも、日中は30度を超える日が頻発。エアコンがないと、リビングに長く座っていられないほどの暑さを感じるようになりました。
2024年、そして2025年の夏はさらに厳しく、午前中はまだ涼しいものの、午後になると一気に気温が上昇。東京ほどの蒸し暑さはないにしても、「避暑地だから快適」とは言えない現実を突きつけられました。
まだ涼しい場所はある!那須で快適に過ごすためのスポット
標高1000m以上は別世界
那須連山の山麓や標高1000mを超える高原エリアに行くと、気温は明らかに違います。
日中でも25度前後にとどまり、木陰に入れば長袖が欲しくなるほど涼しいことも。
たとえば「那須岳登山口」や「茶臼岳周辺」は、真夏でも避暑に最適。別荘を構えるなら、この標高帯が今後の安心ポイントになりそうです。

滝・渓谷・森の中
日中の暑さを避けたいときは、水辺や森に行くのが鉄板。
那須には「那須平成の森」や「駒止の滝」「乙女の滝」など、涼しさを感じられる自然スポットが多くあります。
水しぶきや木陰のおかげで体感温度はグッと下がり、真夏でも快適に過ごせます。子どもと遊ぶにも安心な場所です。





夜は今でも快適
昼間は暑さを感じるようになった那須ですが、夜は今でも東京より断然涼しいです。
日が落ちると25度以下まで下がり、窓を開けるだけで自然の風が入ってきます。特に23度前後まで下がる日には、布団をかぶって寝るほど心地よい冷え込みに。
「昼間は水辺や森で遊び、夜は別荘でゆったり」──これが我が家の夏の定番スタイルになっています。
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夏だけじゃない!温暖化が冬の那須に与える影響
那須といえば「冬はスキー」も魅力のひとつでした。
しかし、2023〜2024年シーズンには大きな変化がありました。
雪不足の影響で、那須エリアの主要スキー場が2つも閉鎖。人工降雪機を導入しても追いつかない状況で、地元の観光業にも打撃を与えています。
・マウントジーンズ那須 :2024年3月の営業終了
・那須温泉ファミリースキー場:2022年3月の営業終了
「夏は避暑、冬はスキー」という従来の楽しみ方が難しくなり、別荘ライフのあり方も見直さざるを得なくなってきました。
現在残っている首都圏最大級のスノーリゾート:ハンターマウンテン塩原
夏季にはキャンプ場として利用されています〜
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別荘選びのポイント:避暑地としての那須を楽しむために
- 標高は最重要
那須で「夏に涼しく過ごす」ことを第一に考えるなら、標高800m以上は必須条件になってきています。
ただし、標高が高くなると冬は雪が多く、道路凍結でアクセスが大変になるデメリットもあります。 - 水辺や森に近い立地
標高が低くても、近くに森や川があると、体感温度はぐっと下がります。
自然に囲まれた立地は、夏場の快適さに直結します。 - 長期不在時の管理
避暑目的の別荘は「夏だけ使う」ケースも多いですが、空き家期間が長いとカビや害虫のリスクが高まります。
換気や除湿設備を整えることも重要です。
避暑地といわれる那須ですが、実際に暮らしてみると「湿気」との戦いは避けられません。特に梅雨や夏の夜は、標高500mでもジメジメが強く、布団やクローゼットの服がしっとり…。そんな時に頼れるのが ダイキンの除湿機「カライエ」。
一般的な除湿機と違い、カライエは家全体をまるごと除湿できるシステム。別荘のように使わない日がある建物でも、カビや結露を防ぎやすく、大切な家具や衣類を守ってくれます。
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まとめ:那須は「昔の避暑地」ではなく「工夫して楽しむ避暑地」に
ここ5年間で感じたのは、「那須は確かに涼しいけれど、昔のように何もしなくても快適ではない」ということです。
- 標高500mだと、昼間は30度を超える日が増えている
- 涼しく過ごすなら、標高1000m以上か水辺・森がおすすめ
- 夜は今でも快適で、エアコンなしで眠れる
- 冬は雪不足でスキー場の閉鎖が進んでいる
避暑地としての那須の魅力はまだ残っています。
ただし「標高や立地を見極めて選ぶ」「自然のスポットを活用する」など、少し工夫することが欠かせない時代になったのです。
これから別荘購入を検討している方は、「昔のイメージ」ではなく「今の那須の現実」を踏まえて選ぶことをおすすめします。
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