ラディッシュ(二十日大根)は家庭菜園初心者にとって、とても育てやすい野菜です。種まきから収穫までわずか20日ほどで育ち、畑の片隅やプランターでも元気に育ってくれます。真っ赤な根っこがかわいらしく、初めて野菜を育てる子どもたちにも人気の野菜です。
ただ、ひとつ悩みがあるとすれば──そう、「葉っぱ」の活用法。
ラディッシュの葉っぱは収穫時にはこんもりと茂っていて、そのまま捨てるのはもったいない。でも、サラダにすると少しパサパサして食感が悪いし、毎回ふりかけにするのも飽きてくる…。そんなときに我が家で試してみて、家族にも大好評だったのが「ラディッシュの葉っぱ入り中華まん」でした。
本記事では、ラディッシュの葉を美味しく活用するレシピとして、子どもも一緒に楽しめる中華まんの作り方をご紹介します。野菜嫌いのお子さんにもおすすめです!

ラディッシュの葉っぱ、どう使ってる?
ラディッシュの葉っぱは実は栄養価も高く、βカロテンやビタミンC、食物繊維が豊富です。炒め物やスープ、ふりかけにも使える万能野菜なのですが、どうしても「いつも同じ」になりがち。
我が家でも、これまでふりかけにするのが定番でした。炒めて、かつお節と醤油、ゴマをまぜればご飯によく合う一品になります。でも、子どもたちはだんだん飽きてしまったようで、「またこれー?」の声がちらほら。
中国の友達に教えてもらって、中華まんの具にしてみたら…これが大成功!野菜の存在感は残しつつ、子どもでもパクパク食べられる優しい味に仕上がりました。
ラディッシュ葉っぱ中華まん:材料と準備
【中華まんの生地】(8個分)
- 強力粉:250g
- 薄力粉:50g
- 水:160ml
- ドライイースト:3g
※ホームベーカリーの「パン生地」モードを使用(手ごねでも可能)
中華まん作りに欠かせないのが、生地をふんわり仕上げるホームベーカリー、我が家10年以上に愛用しているのはパナソニックのホームベーカリです。↓

【具材】
- ラディッシュの葉:10本分(茎付き20cm前後の葉)
- ネギ:1本
- 生姜:10g(すりおろし)
- 豚ひき肉:200g
- 醤油:大さじ2(醤油麹を使うとさらに風味UP)
- 酒:大さじ2
- 塩:小さじ1
- サラダ油:大さじ2
ラディッシュ葉っぱ中華まん:作り方
1. ラディッシュの葉の下処理
ラディッシュの葉は収穫後すぐが新鮮で香りも良いです。さっと水で泥を落とし、軽く湯通しします。ポイントは「茎から先にお湯に入れる」こと。葉の部分は柔らかく火が通りやすいので、時間差で入れると食感が良くなります。

湯通し後は氷水で一気に冷やして、色止めを。粗熱が取れたら、細かく刻みます。

2. 中身の具材を作る
刻んだラディッシュの葉に、みじん切りにしたネギ、すりおろし生姜、豚ひき肉、調味料を全て混ぜます。最後にサラダ油を加えることで、水分が中に閉じ込められ、ジューシーな仕上がりになります。



3. 生地作りと包み方
ホームベーカリーで生地を一次発酵まで済ませたら、8等分して丸めます。めん棒で円形に伸ばし、中央に具をのせて包みます。しっかりととじ目を閉じて、蒸し紙の上に並べましょう。





4. 仕上げの発酵と蒸し
蒸し器の底にはたっぷりの水を。蒸し器は濡らしておくと、生地が割れにくくなります。
蒸す前に40分ほど置いて二次発酵を。生地がふっくらしてきたら、強火で30分蒸し、そのまま10分蒸らせば完成!

子どもも一緒に楽しめる家庭菜園レシピ
中華まん作りは、子どもにとっても楽しい工程がたくさん。葉を洗ったり、具材を混ぜたり、生地を包んだり…。一緒に作ることで、野菜に対する興味も自然と湧いてきます。
「これ、家のベランダでとったやつだよね?」と、自分で収穫した野菜が中華まんになって出てきたら、野菜が苦手な子どもでも興味津々。
中華まんをより美味しく仕上げたい方には、木製の中華せいろの使用を強くおすすめします。プラスチックや金属製の蒸し器に比べて、木製のせいろは蒸気を適度に吸収してくれるため、水滴が落ちにくく、生地がべちゃっとならずに済みます。
野菜嫌い克服にもぴったり
ラディッシュの葉は独特の香りがあるので、苦手な方も多いですが、中華まんの具にして調味料と合わせることでぐっと食べやすくなります。
「苦い」「パサパサする」といった印象も、加熱と下処理で驚くほどまろやかに。
アレンジのコツと保存について
- 冷凍保存OK:包んだ後すぐ冷凍すれば、食べたいときに蒸すだけでOK
- 大根の葉っぱ、かぶの葉っぱはもちろん同じ作り方で美味しくできる
- 他の野菜でも:ほうれん草、小松菜などでも代用可
- 醤油麹を使うと味が格段にUP
まとめ:育てて、使って、食べる。家庭菜園の醍醐味を味わおう
ラディッシュは家庭菜園の入門野菜として定番ですが、葉っぱの使い道に悩む人は多いはず。今回の中華まんレシピは、そんな「もったいない」を「美味しい」に変える、目からウロコの使い方です。
ラディッシュの葉っぱはもちろん、かぶや大根の葉でも同じように活用できます。実はこれらの葉っぱも栄養価が高く、クセが少ないため、中華まんの具材にぴったりです。
普段は家庭菜園で育てたものを使っていますが、スーパーで葉付きの野菜を買ったときにも同じように調理できます。捨ててしまいがちな葉っぱ部分も、上手に活用することで一品になります。
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家庭菜園で育てた野菜を、子どもと一緒に調理し、みんなで食べる。そんな食卓が、家族の思い出にも、野菜嫌い克服にもつながっていきます。
ぜひ、ラディッシュの葉っぱで、今年の家庭菜園ライフをもっと楽しくしてみてください!
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ラディッシュの育て方↓(マイナビ農業サイト)

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