梅雨に効く薬膳効果◎ちりめん山椒レシピ|実山椒の下処理〜保存まで完全ガイド

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6月になると、スーパーや道の駅の野菜コーナーに並ぶ小さな青い実。それが「実山椒(みざんしょう)」です。見た目は地味ながら、その香りとしびれる辛さは、ちりめんじゃこなどと合わせると驚くほど奥深い一品に。

我が家ではこの季節になると、那須の道の駅で1年分の実山椒をまとめて購入し、家族みんなで下処理をするのが恒例行事になっています。

下処理した実山椒は冷凍保存しておき、1年を通して「ちりめん山椒」などの料理に少しずつ使って楽しみます。この記事では、梅雨の養生にもぴったりなちりめん山椒の魅力と、我が家流の簡単レシピをご紹介します。

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山椒の薬膳的な効能と梅雨におすすめの理由

山椒は日本の伝統的な香辛料であり、薬膳の世界では以下のような働きがあるとされています。

  • 胃腸を強くする
  • 血行を促進する
  • 冷えを改善する
  • 食欲を増進させる
  • 抗菌・殺虫作用
  • 咳止め・しゃっくり止め・眠気覚まし

特に梅雨時期は気温差と湿気で体が冷えやすく、食欲も落ちがちです。そんなとき、山椒の爽やかな辛味と香りは、体を内側から温め、気分もすっきりさせてくれます。また、山椒の乾燥作用により、湿気による体のだるさも軽減できると言われています。

山椒の薬膳効果、ちりめん山椒レシピを参考にしている本↓

実山椒の薬膳効果参考リンク↓

山椒の栄養と6つの健康効果について解説!レシピや保存方法も紹介|楽しむ・学ぶ|養命酒製造株式会社
粉山椒やちりめん山椒などでおなじみ、和のスパイス「山椒」。古くから生薬として使われ、さまざまな健康効果が期待されています。山椒の栄養やレシピ、おいしい食べ方を紹介します。

実山椒の旬と下処理のタイミング

実山椒の旬は5月下旬から6月中旬ごろ。出回る時期は短いので、見かけたらすぐに買って下処理しておくのがベストです。

購入後そのままにしておくと傷みやすくなるので、できるだけその日のうちに塩ゆでし、水にさらして冷凍保存しておくのが安心です。

我が家では、毎年6月上旬に家族総出で実山椒の下処理をします。小さな枝を一粒ずつ丁寧に取る作業は、なかなか根気のいる作業。でも、子どもたちと話しながら、あるいは音楽をかけながら作業していると、あっという間に終わってしまいます。

【レシピ】我が家のちりめん山椒

香り高い手作りちりめん山椒は、ご飯のお供にぴったり。保存もきくので、冷蔵庫にあるととても便利です。

材料(作りやすい分量)

  • 実山椒(下処理済み)…大さじ3〜(お好みで調整)
  • ちりめんじゃこ…100g
  • 水…100ml
  • はちみつ…大さじ2〜(甘さはお好みで)
  • 料理酒…100ml
  • みりん…100ml
  • しょうゆ…100ml

実山椒の下処理方法

1. 実山椒を枝から外す。太い枝や固い茎は取り除く。(小枝は茹でたあとの方が取りやすい)

2. 沸騰したお湯で10分ほど塩ゆで。

3. 冷水に取り、水に1〜2時間さらす(途中で水を替える)。

4. 水気をしっかりと切り、必要なら小枝や皮のかたい粒を取り除く。

5. すぐ使わない場合は冷凍保存。

※辛みを抑えたい場合は、茹で時間を15〜20分にするとよいでしょう。

ちりめん山椒の作り方

1. フライパンにちりめんじゃこを入れ、中火で軽く空炒りして水分を飛ばす。

2. 料理酒・みりん・しょうゆを加え、弱火で煮る。

3. 汁気が半分くらいになったら、水・はちみつ・実山椒を加える。

4. 汁気がほとんどなくなるまで、焦がさないように混ぜながら煮詰める。

5. 冷めたら消毒済みの瓶などに詰め、冷蔵保存(約1ヶ月保存可能)。

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家族で楽しむ保存食作りの時間

このちりめん山椒作りは、山椒の下処理から煮詰めまで、すべて家族で分担しています。

子どもたちは実山椒の小枝取りや、瓶詰めの最後のお手伝いを担当。少しピリッとする味ですが、「大人の味だね!」と喜んでご飯にのせて食べています。

保存食づくりの時間は、家族との会話や笑いが生まれる大切なひととき。ちょっと面倒な作業でも、みんなでやれば楽しい「イベント」になります。

山椒の保存と応用レシピ

下処理した実山椒は、小分けにして冷凍しておけば約1年は使えます。

  • ちりめん山椒
  • 筑前煮などの煮物にアクセント
  • 肉の煮込み料理
  • 混ぜごはん
  • おにぎりの具

香りやピリ辛さを生かして、ちょっとしたアクセントに活用できます。

最後に:山椒の香りが広がる季節を楽しもう

梅雨どきの湿気や体調不良を乗り切るには、食べ物の力が大きな味方になります。山椒のピリリとした刺激と香りは、ただの保存食を、特別なごちそうに変えてくれます。

実山椒を使ったちりめん山椒は、旬の恵みをぎゅっと閉じ込めた、まさに季節の贈り物。ぜひ今年の6月、家族で一緒に作ってみてください。

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記事の山椒の薬膳効果、ちりめん山椒レシピを参考にしている本↓

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